2000年8月〜9月の冒険より
タイの国旗

ポーランドで冒険する


〜お笑い編〜

私がみたポーランドの印象を乱暴にひとことでいうと、マジメきっちりである。
いつもの調子でフザけたり、からかおうとしているのに、なぜか真面目に受けられて
「ううーんっとねぇ」
などと考え込まれてしまったり……
「うっ、あ、その、そうじゃなくて」
冗談だったのだと、言いたくても言えないハメになることが多かった。単に私がおちゃらけたヤツなだけかもしれないけど。
さて、そんなまじめぇ〜なポーランドにも、私の好物
「な、なんじゃこれ? ぐふふ笑えるぜ」
がいくつかあったので、ほんのオマケ程度ではあるが紹介してみよう。
 
 
       
★そ、そうやって売る?パート1★
       

 

まず、一葉の写真を見て欲しい。

格別、こんなにデカくしなくてもいい手書きの看板なのだけれど
「なにかが、1KGが12ZT(ズボティ)で売られている」
ということは見て取れるはずだ。
キロ売りなんだから、肉か?野菜か?果物か?
あ、もしかしてお菓子じゃない?
などと思いつつ中を覗くと、あっちにもこっちにもハンガーで吊された服……なぁーんと洋服屋さんだ。
いや、正確に言うと古着屋さんで、それこそ毛皮から帽子から靴から、夏のワンピースからセーターまでなんでもある。
おお、いろんなのがあるなぁとながめていたのだが、ふと考えるにだ……
「毛皮はきっと1キロもしないだろうから、12ZTったらタダ同然じゃーん」
なのだが、そうは問屋がおろさない。吊ってあるものには一つずつちゃぁーんと値段がついていて、1KGが12ZT(ズボティ)のは床にどびゃぁーっと山積みされた、有象無象魑魅魍魎な衣服に限るのだそうだ。
私はポーランド語が分からないので、「看板に偽りアリ」なのか、JAROに電話すべきかは不明だが、まぁそういうことだった。
でも吊されたモノの中には
「これ、どう考えても古着というよりボロ雑巾じゃありません?」
いいたくなるくらいに着古されたものもあり、それを考えると……ちょっと有象無象魑魅魍魎を漁るのは、あんまり意味はないかなぁと引き上げたのであった。
 



 
 
       
★そ、そうやって売る?パート2★
       

 

だからなんだよ!ひまわりの種を取って喰うために、誰かが干してんだろ。
……だったら別に、冒険小僧的にもそれでいいのである。
でもそうじゃぁない。


これは、八百屋の店先なのだ。
ひまわりの種をパリポリパリポリする民族って結構多いけど、だいたい紙の袋かなんかに種だけ詰められて売られてるのになぁ。
こうやって……

畑からもいできました、さぁどうだ。どぉーーん

的売り方、なんとも大胆・素朴で素敵だと思ったのだ。
また、これ買った人は小脇にパンみたいに抱えて帰るんだものね。大の男がひまわりハンドバッグ抱えてるのって……想像するだけでちょっと楽しい。

 

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ぼうけんこぞう